トップインタビュー

この本気の想いを一緒に実現していく仲間を求めている トップインタビュー デロイト トーマツ コンサルティング代表取締役社長 近藤 聡

市場拡大と業界再編が進むコンサルティング業界の近未来

-今後のコンサルティング業界の動向をどう捉えていますか

日本の経済規模を考えるとコンサルティングという市場はまだまだ伸びる余地があります。他方でコンサルティングニーズは2008年のリーマンショックを契機に様変わりしました。

特に日系企業はビジネスの軸足を急速に海外へとシフトさせており、CXOアジェンダ(経営者が最優先で取り組むべき経営課題)はグローバル視点のテーマばかりです。

この熾烈なグローバル競争の中で日系企業が勝ち抜くための支援が求められるので、コンサルティングサービスも地域軸の拡大だけでなく、複雑でよりダイナミックなスケール、加えて高度な専門性や先進性も同時に求められるようになってきました。

それができるためには

  • 1.安定的な事業基盤(組織と財務)
  • 2.戦略から実行まで一貫してできるカバレッジ範囲
  • 3.グローバル対応力
  • 4.特定のインダストリー、コンピテンシーに深い知見を持つ
    「専門家集団」の集合体

であることが求められます。

そうなると必然的にコンサルティング市場は広がってもそれが出来るコンサルティングファームは絞られるし、業界再編も一層進むはずです。更にいうと戦略系、総合系、総研系、IT系という古典的なコンサルティングファームの区分自体がもはや意味をなしていないと思っています。

連邦制というDeloitteならではのグローバルマネジメントスタイル

-複雑で高度なクライアントニーズに応えようとしたときにDeloitteの“連邦制”というコンセプトが非常に機能していますね

大手の戦略ファームやITファームから転職されてきた人はその良さを必ず言いますね。

いわゆる中央集権的なGlobal One Firm モデルは一見すると効果的かつ効率的な経営に見えるのですが、実は本国側からテリトリー、対峙すべきクライアント、提供できるコンサルティングサービス範囲などを制限されているケースが多く、日本という市場に自分たちがいながらもクライアントが本当に困っている課題に応えるような能動的な動き方ができないもどかしさを聞きます。

他方でDeloitteは連邦型のMember Firmモデルです。ブランド・ナレッジ・人事制度・ITインフラなどの基盤はグローバルで共通になっていて、世界150カ国以上、20万人以上がネットワークで繋がっています。

Member Firm間やコンサルティングユニット、インダストリー単位での人的交流も非常に盛んです。しかし、Member Firmはそれぞれ独立した経営基盤で財務と人事は各国が責任をもっている。だからハンドルの遊びに近い柔軟性を我々は持っていて、Global Firmとしての連携を密接に行いながらも“日本のビジネスに、新しい力を”という我々のコンセプトを愚直に追求し、実現することができるわけです。

例えば日系企業が海外進出する際にその国のDeloitte Member Firmと連携しながらも我々自身が海外現地に常駐し、日系企業のクライアント側日本人駐在員及びローカル社員と一緒になってハンズオンでプロジェクトを進めることができるのにはそのような背景があります。

また、日系企業を世界の舞台で「圧倒的No,1」にしたいと考えると企業単位での取り組みをご支援するだけでは、本質的な解決にはならないというジレンマを感じることが多くなってきました。新しい産業創造、政官民一体となった動きを主導するような働きかけが必要になります。

そこで我々はたとえば、“水素社会の実現”というようなビジネスアジェンダでもあり、社会環境アジェンダでもあるような大きなスケールのテーマを追いかけることもしています。こんなことができるのも、それらの取り組みをグローバルワイドで支援できるDeloitteだからこそ可能なんだと思います。

規模の拡大を追わず、クライアントニーズに応えていくなかで成長を志向

-新卒・キャリア採用ともに積極的に行っています。この背景は?

ちゃんと伝えたいのは我々が規模の拡大だけを強く志向している訳ではないということです。

もちろんコンサルティングファームも事業会社でもあるので中期経営計画において売上や規模等の成長目標を設定してはいますが、これありきではない。

むしろすでに申し上げたように今のクライアントニーズの高まりと我々のクライアントが市場で「圧倒的No.1」になることを支援したいと思えばもっと多くの優秀な人材が必要ということです。

規模だけを追い求めるとコンサルティングファームもいわゆるBPOやアウトソーシングを中心としたサービスプロバイダー的なことにシフトしていくことになりがちですが、我々は違います。ピュアなビジネスコンサルティングにこだわっていることも知ってほしいことです。

クライアントバリューとファームバリューの双方を追求する

-これから応募しようと思っている方々へのメッセージをお願いします

コンサルティングという仕事の本質として、ランクに関係なく、ひとりのプロフェッショナルとしてクライアントに対していかに付加価値を出すかということにとことんこだわってほしいのは当然のことです。加えて強調したいのはDeloitteという組織への貢献、いわゆるファームバリューも大事だと考えている点です。

DTCのリーダー達(パートナー・ディレクター)は、全員、我々の組織は成熟段階でもなければ固定的でもなく、これからも進化・成長させ続けたいと考えています。したがってプロジェクトデリバリーだけをやっていればよいということでなく、採用・人材開発・サービス開発といったDTCを進化・成長させていくための組織貢献活動に大いに参画し、一緒に会社をつくっていく仲間を求めています。

その意味でもわずか数年だけコンサルティングを経験して、次のステージに行きたいという人よりは長期的な視野でクライアントや我々の会社にコミットできる人が望ましいです。

さきほどは特定のインダストリー、コンピテンシーに深い知見を持つ「専門家集団」であることがクライアントから求められているといいましたが、だからといって極端に狭い領域で仕事を限定しているわけではありません。実際にセクターを跨ぐかたちで人材やサービスを組織横断的に動かす仕組みを導入しています。特定のインダストリーを決めずにやりたいことを実現したい、あるいは組織を横断した動き方を志向する人も歓迎です。

この本気の想いに共感し、一緒に実現していく仲間になってくれる方からの応募を心からお待ちしています。

プロフィール

近藤 聡

代表執行役社長

1988年早稲田大学商学部卒業後、等松・トウシュロスコンサルティングに入社。93年にトーマツ コンサルティングに転籍。自動車業界を中心に、企業戦略、オペレーション改革、海外展開戦略の策定・実行支援など、クロスボーダーを含むプロジェクトを数多く手掛けている。2010年10月に代表取締役に就任。

近藤 聡

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