ダイバーシティ推進活動

働き方は自ら選択し変えていくことができる。 育児をしながら働くコンサルタントの座談会 個々の価値が発揮できる環境づくりと、多種多彩なメンバーの協働によるイノベーション創出を目的にした、DTCのダイバーシティ活動。育児や介護により働き方に制約があっても、意志のある人には長く働き続けてほしいという想いから、勤務軽減のためのワーキングプログラム制度を設けています。今回は3人の育児者に、コンサルタントとしていかにして働いているか、またワーキングプログラム制度をいかに活用しているか語ってもらいました。

  • R.Oさん
    (以下Oと記載)

    シニアマネジャー

    2012年2月入社

  • Y.Aさん
    (以下Aと記載)

    マネジャー

    2011年6月入社

  • M.Kさん
    (以下Kと記載)

    コンサルタント

    2015年4月入社

それぞれの事情や希望に合った働き方の選択

-まず始めに、それぞれのワーキングプログラム(以下WP)の利用状況についてたずねます。
-Kさんはいかがですか?

(K)私は二人の子供を抱えるシングルマザーでして、契約社員を経て2015年に正社員となった時点から利用させてもらっています。
DTCに入社後しばらくのあいだパートナーの実家がある九州地方で暮らしていましたが、九州では女性の働き方、特に家庭において母親が子育てをしながら働くことについての理解がまだ浅かったです。そこで私は、出産を機にダイバーシティを自分のテーマにしようと決めました。ビジネススクール卒業後に、種々の理由で離婚したのもあり、DTCにはダイバーシティの論文を持って入社しました。誰でもいつでもベストな自分の働き方を選べる自由を体験させてもらっている点でも、WPには大変感謝しています。

-Oさんはいかがですか?

(O)私はWPを利用していないんです。

-その理由とは?

(O)私が入社した2012年時点で子供は3歳でしたが、当時のDTCにはまだ現在のようなWPが確立していなかったことが一つ。それ以上に大きいのは、どうすれば私が働けるか、周囲が本気で考えてくれたことです。子育て中は、全面的に出張を外してもらうのが一般的ですが、私の上司は、私が出張するための社内外に向けた調整を支援してくれました。加えて、夫の会社も理解があるので、夫が周囲に気を使って急な保育園のお迎えに行けないということもありませんでした。そうした周囲の支えが今も続いているのがWPを利用していない理由です。ただ今後ライフスタイルが変われば、WPを利用する可能性もあります。

-AさんはWPを利用されていますよね。男性のWP利用者は多いですか?

(A)年々増えてはいるものの、女性のWP利用者と比較すると現状では少ないですね。僕自身も以前から検討していたのですが、正直に言うと、先駆者になることにためらいがあり、なかなか踏ん切りがつきませんでした。

-それが男性の実情かもしれません。その上でなぜWPを利用しようと思ったのですか?

(A)妻が体調を崩した時期があり、家庭内の育児のバランスが乱れたことが直接的な理由です。WP利用前も朝は保育所に寄ってから出社していましたが、夕方もとなると、やはりなかなか厳しくて。やがて生活自体が綱渡りになってしまい、もう限界だと悟ったところで同じユニットの男性が似たような状況にあったので、二人同時にWPを取り入れました。

-WPを利用してみていかがでしたか?

(A)気持ちが楽になりました。状況を明確にしたことで、職場も家庭もすっきりです。今は定時に上がり、子供を迎えに行き、必要があれば早起きして家でも仕事をしています。

目標値を下げても発揮するパフォーマンスは100%

-育児者として、またWP利用者として、子供がいないときと比べて働き方は変わりましたか?

(O)周囲の協力に支えられていると先に話しましたが、それでも入社して最初のプロジェクトに携わったときは、「今から保育園にお迎えを」とは言えませんでしたね。ただ、私には選択肢があると思ったんです。夫の会社も協力的なこと。それから、私が利用していた保育園が時間外保育に柔軟なこと。それらをいかに活用して自分の仕事とマッチングさせるか、そこに意識が向かいました。

-精神的に抱え込まなかった?

(O)物理的にどうするか、でしたね。仕事も育児も時間を区切って1日のスケジュールに当てはめます。例えば、9時~17時はプロジェクトルームで仕事、18時に帰宅し、21時までは子供と過ごす時間を確保する。グローバル案件が多かったので、海外とのやりとりは早朝や21時以降一定の時間に限定して行う。そういうプログラムを自分なりに構築しました。

(A)僕の場合は、WPを利用してからより時間の効率化を追求するようになりました。WPを利用するからと言って、利用していない人と比べてパフォーマンスを落としていいはずはありません。となれば、限られた時間を使ってさらに中身の質を上げなければならない。

-WPの利用自体がチャレンジと言えそうですね。

(A)男性の体験者が少ないので結果のすべては今後次第ですが、WPを利用して10カ月が過ぎ、仕事と育児の両立ができないとは感じていません。あらゆる面でカバーできると思っています。

-DTCのWPには、育児状況と目標設定の方法に応じた3つのコースが用意されています。(下記図参照)Aさんが選んだのは?

WPコースの定義

WP0 就業条件の個別設定
WP1 就業条件の個別設定および目標軽減
WP2 就業条件の個別設定(時間外労働なし)および目標軽減

注)2016年インタビュー時の制度内容

(A)就業条件のみを個別設定するWP0です。目標へのコミットは他の人と変わりません。

-それは相当なチャレンジですね。Kさんはどのコースですか?

(K)私は目標値をコントロールできるWP1です。目標値を70%に設定していますが、気持ち的にとても助かります。プレッシャーから救われますね。

-目標値が70%であっても、30%の手抜きが許されるわけではないですよね?

(K)もちろんです。仕事ができる時間で発揮するパフォーマンスは100%です。然るべき結果も価値も出さなければなりません。目標値を下げることで組織に迷惑をかけているかもしれませんが、現実的に二人の子供を育てるのは私以外にいませんし、そこで100%以外に道がなかったら、心身ともに苦しくなったと思います。WPを活用することで、私のような事情を抱えた人間でも可能な限り働けるスペースを与えてくれます。

全ては自分次第 自分にとってベストな環境を自らつくる

-育児をしながらコンサルタント職に復帰することに不安はなかったですか?

(O)これは前に勤めていた会社の話ですが、私が産休復帰すると言ったら、コンサルタントの仕事をこなすのはさすがに無理じゃないかという声が多かったですね。

(K)私の場合、経済的にも自立しなければならなかったので、結婚前に働いていたコンサルタント以外にないと思いましたよ。

(O)確かにそうかも(笑)。ただ、実際に復帰しても、産休明け直後のマネジャーには部下がいませんでしたからね。やっぱり無理なのかなあと少し不安になったけれど、人の言葉を鵜呑みにしてすぐに仕事のスタイルを変えるのではなく、ひとまずやってみよう。やってダメならそのとき考えよう。今ならWPを利用する選択もあるし、要は可能性と選択肢に対する意識の問題じゃないでしょうか。

-男性のAさんはいかがですか?

(A)育休を取るイメージ自体がまったくなかったです。周囲にそういう事例を持った知り合いもいませんでしたし。我が家には妻と折半で育児をやる方針がありました。けれど現実的には妻が抱える負担が大きく、それで彼女がキャリアを犠牲にしているかもしれないという気持ち悪さを抱えていたんですね。けれど自ら進んでWPを利用することには抵抗感があった。それで悩んだ挙句、別の会社に移ることも考えました。それはOさんが言う選択肢の一つになるのかもしれません。けれどDTCにはWPがあり、働き方の前提を変えることができた。それが叶わなければキャリアは変わっていたでしょう。

-最後に、DTCを目指すすべての人に向け、メッセージをいただけますか。

(K)就職活動や転職活動中の方と話すと、育児と仕事の両立を半ば一方的に困難と予想して悩んでいる人によく会います。すでにあれこれ計算しちゃうんでしょうね。でも、それより先に、自分が成し遂げたいことに飛び込んだほうがいいと思います。変な折り合いを優先させず、どう在りたいかを考えたほうがハッピーなキャリアが築けるんじゃないでしょうか。環境はいくらでも自分でつくれるものです。少なくともDTCには、個々の能力が生かせる環境が整っています。声を上げればサポートしてくれる人がいる。ただし、それで「楽できるかも」とは考えないほうがいいですけど(笑)。

(A)コンサルティングという仕事とDTCという会社に鑑みて言えば、すべては自分次第ということじゃないでしょうか。この仕事自体、時間ではなく質の勝負です。それを支えるためにダイバーシティが推進されているし、働き方も選べるようになってきた。育児は確かに大変ですが、それがハンディキャップにならないシステムが用意されている。ここは、様々なチャレンジができるおもしろい会社ですよ。

(O)WPに限らず、個人の価値を発揮しようとする取り組み自体が社会を変えていくロールになるので、ダイバーシティの議論がより広がっていくことが大事ですよね。就活や転職活動中の方に何か言えるとしたら、細かなプログラムの中身に目を向けるのではなく「ダイバーシティ活動を行っている会社の姿勢をしっかり見極めてください」ですね。

(K)扉を開けるのは常に自分の興味、ですよね。

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